「言いたいこと」と「言い表すこと」・・・「聴いていること」と「感じていること」

2016年03月21日 23:30

創作について、時々は人生についても、わたしは考えている物であります。

たまに話題に出るのですが、創作の上手と下手の境界線ってどこだと思いますか。

 

例えばです。

誰かが好きな相手に告白しようとして必死で選んだ言葉があったとしたとき・・・アクシデントを起こさせないとしたら、創作上で選択できる道は4つです。

告白する側が「言葉に上手く出来た」「言葉に上手く出来ない」

告白される側が「言葉を理解できた」「言葉を理解できない」

 

言葉に上手く出来ると出来ないのでは・・・「好きです」と「胸が苦しい」ぐらいの違いがあって、

言われて理解する側には・・・平たく言えば「敏感」と「鈍感」ぐらいに違いがあるのですね。

 

この分岐方法が・・・音楽やイラスト等々、多岐にわたる創作全般に当てはまります。(この場合では日常会話さえも創作として考えてます)

作られた作品が人々の心に届くには、「自分が上手く言い表せること」と、それを「敏感に聞き取って理解してくれること」

この二つが揃った時、初めて感動が生まれるのだと思います。

さらに、話術が巧みになってくると、「表現したつもりのないものを感じ取ってくれる事がある」のが面白いところでもありますね。

 

ですから創作をする人は、「上手く話せる話術と、聞き取る感受性」その両方を精一杯鍛えなくちゃいけないんです。良い表現力は良い感受性から、です。

それを怠ると、怠った分だけ作品は・・・手紙に書かれた字がきたなかった時のように、伝わりにくくなっちゃうと、そう思いませんか?