人間らしさに必要なもの

2017年01月15日 16:00

未来のわたしが読み返せるように書き記す。その2
世間一般の感じ方よりも、わたしが感じたコトを書き記すためのもの。

前回の投稿では、感受性を鉢植えに咲いている花の葉だと書き記したけど、
その葉は双葉両方でひとつのペア。どちらが欠けてもよろしくないのだと判りました。

葉のひとつは、想像力。
責任感、危機感、義務感、罪悪感などなど・・・人は「想像」することが出来ます。
理想を求め、思い描く。困難を打開する方法を探すのも、この想像力です。

もうひとつは、表現力。
言葉使いとその音程と抑揚と速度、表情、身振り手振り・・・人は「表現」します。
音楽、絵、文章、舞踊。言葉に限らず、人はあらゆる表現方法を用います。

想像力と表現力は、バランスよくなくてはいけません。
想像力だけが強くなれば、たとえば被害妄想が頻繁になって他人を恐れて沈黙してしまい、
表現力だけが強くなれば、たとえば自己主張ばかり激しくなりやがて嫌われる。

幼い子供は、幼いなりの想像力と表現力を駆使して生きています。
それは「原始的な感情」であって、人の中で生きていくための方法とはかけ離れたものです。

「原始的な感情」を、人との中で使うに相応しい「文明的な感情」に置き換えていくこと。
人間として相応しい成長とは学力だけではなく、こういうものこそ必要なのだと思います。
このとき、決して想像力と表現力のどちらに偏っても好ましくないのだと思います。

感受性とは想像力と表現力であって、素敵な人間であるために必要な要素だと思います。

もしかすると
あなたの近くに居る「苦手な人」は、想像力や表現力が親しい人よりも鈍かったりはしませんか・・・?

(以前にも似たようなことを書いていたけど、
クリエイターに必要という意味と、人間らしさに必要という意味とで違いますね。)